山行報告 【記 古賀】
2003・7/13 丹沢 勘七ノ沢  メンバー名屋、小井土、清水(恒)、古賀



 朝7時に瀬谷駅へ。朝から事件が続く。参加するはずの大高さんは御不幸があり、欠席。瀬谷に来るはずの伊藤さんは寝坊。出発からドタバタ。

 10:00、静かな沢を歩いていくとF1だ。

 5mの滝左を清水さんが一番に登る。ゆっくりとだが年齢を感じさせない安定した登りに驚く。次に小井土さんが登るも釜へドボン。F1は最初の一歩が難しいと遡行図に書いてあり、自分も一度ドボンする。

 二度目のチャレンジでやはり動きが止まる。ホールドがなく、手を動かしながら焦っていると、名屋さんに「足を上げるんだよ」と言われ、どうにか第一歩を抜ける。上で清水さんに「よくやった!」と言われ、なんだかとても嬉しくなる。

 F2.3.4は問題なし。核心のF5・15m。先行パーティーの通過を待つ。雨も降り、体も先ほどのドボンでぬれて寒い。雨具を着こんで寒さに耐える。

 ほか全員がプルージックで先に登り、最後に私は確保してもらいながら滝左を登る。大きいわりにはそれほど難しくない。

 登り終えたときに下にシュリンゲを忘れてきた事に気が付いた。雨具を着込む時に岩の上に置いたんだった!買ったばかりで一度も使ってないのに・・・。
どうか見つけた人、使ってください。

 しばらく登ると3m程度の堤防がある。清水さんは巻いたが、ほか4人は堤防を直登。なかなか楽しい。ガレまで来るとひと休み。右に登れそうなガレがあるが、この先にあと一本滝があるので、それを登ってから上のガレを詰めようということに・・。

 しかし、ついたガレはひどく登りにくそう。下のガレ沢が正解だったか。
 足は、すべり・はまりしながらなかなか上に進まない。疲れで途中何度も止まりながら、名屋さんにはげまされて、どうにか登山道へでる。

 清水さんに「お疲れさま。これが沢だよ。」と言って握手を求められた時に、ちょっと感動した。伊藤さんの「どうせなら頂上まで行きましょうよ。」の一言で清水さんを除く4人で搭ノ岳へ向かう。

 薮こぎでバテバテの体を引きずるようにしてなんとか頂上へ。
 あれ?ガスって何も見えないじゃないか!
 伊藤さんが「天気がいいと富士山がでっかくこのへんに見えるんですよ。夜景とかもすごく綺麗でねぇ。」などと空に富士を描きながら説明してくれるが、むなしくひびく。何も見えない頂上をさっさと下山。

 帰りは膝が痛みだし、結局皆より10分程度遅れて4:00到着。名屋さんがくれた缶コーヒーをがぶ飲みし、無事終了。

 みなさま、ご迷惑をおかけしました。